京都・東山格子のある家

京都・東山格子のある家

敷地面積2621㎡ 京都府京都市 木造2階建て

景観と調和しながら、個を表現する東山の住まい

京都・東山の由緒ある別荘地に建つこの住まいは、京都市内を一望する眺望と、厳しい景観規制の中でいかに個性と機能性を両立させるかをテーマに設計されました。

外観は、和の趣を感じさせる格子の壁をアクセントに構成。京都の町並みに馴染みながらも、どこか印象に残る佇まいを実現しています。建物全体が周囲の環境に敬意を払いながらも、施主の個性が自然ににじみ出るデザインです。

玄関の床には、施主自らが並べたイタリア製タイルを採用。住まいの入口からこの家の物語が始まります。

内部は、端から端まで見通せるLDKを中心に構成し、実際以上の広がりと一体感を感じられる空間に。キッチンは造作で制作し、空間全体との調和と使い勝手を両立させました。

吹き抜けから見下ろす位置に設けた勉強スペースは、家族の気配を感じながら集中できる、機能と居心地を兼ね備えた場所となっています。

都市にありながら、自然と歴史、そして家族のライフスタイルが共存する、東山の地ならではの住まいです。