茨木・街に溶け込む角地の家

茨木・街に溶け込む角地の家

敷地面積96㎡ 大阪府茨木市 木造2階建て

素材の質感と手仕事が支える、静かなる個性

古くからの落ち着いた住宅街の角地に建つこの住まいは、周囲の街並みに違和感なく溶け込むことを第一に考えた設計です。外観はシンプルに徹し、湿式仕上げによる左官の外壁がもたらす豊かな質感が、静かな中に確かな存在感を宿します。

内装には無垢材をふんだんに使用し、自然素材ならではの風合いと高い耐久性が、日々の暮らしに心地よさをもたらします。時間とともに深まる素材の変化も、この住まいの魅力のひとつです。

キッチンには業務用厨房機器を取り入れ、耐久性と機能性を重視した設えに。実用性と美しさを兼ね備えたプロ仕様の空間となっています。

巾木や枠材などの造作部分はすべて大工による手刻みで仕上げ、細部にまで丁寧な手仕事の温もりが感じられる空間に仕上がりました。

目立つことなく、しかし確かな質で暮らしを支える。そんな静かな佇まいが、この角地に美しく息づいています。