高槻・立体的に暮らす家



敷地面積65㎡ 大阪府高槻市 木造2階建て
― 狭小地に広がりを生む、ミニマルで豊かな住まい ―
高槻のとある住宅街に建つこの住まいは、限られた敷地条件の中で、いかに「広がり」を感じられるかを追求した設計です。
平面だけでなく、空間を縦にも立体的に活用することで、狭小地にありがちな圧迫感を取り払い、感覚的に広く住まう工夫を随所に施しました。視線の抜けや高低差を巧みに利用し、必要な場所に必要なだけの空間を確保。無駄を省いたメリハリのある構成が、空間にリズムと心地よさをもたらします。
外壁には緑と白のガルバリウム鋼板を採用。周囲の自然や街並みに寄り添いながらも、さりげなく個性を放つ印象的な外観を構成しています。
床にはオークの無垢材を使用し、足触りの良さと耐久性を確保。自然素材の質感が空間全体にあたたかみと落ち着きを与えています。
限られた敷地の中にも、空間の広がりと豊かさを感じられる。そんな小さな自由を積み重ねた住まいです。