神戸・薪ストーブと防音室とガレージの家







敷地面積195㎡ 兵庫県神戸市 木造2階建て
― 暮らしの中心に「好き」を据える、寒冷地のための住まい ―
神戸の山間に広がる新興住宅街。冬には雪が積もるほど寒さが厳しいこの地に建つ住まいは、気候に応じた断熱性と、家族それぞれの趣味を大切にする空間構成を両立させた設計です。
建物の中心に配置した薪ストーブは、単なる暖房器具ではなく、この住まいの“核”として設計。スキップフロアや吹き抜けを通じて家全体に暖気を行き渡らせるとともに、家族の気配が緩やかにつながる空間の構成要素としても機能しています。
プロの音楽家である奥様のために設けた防音室も、建物の中央に配置。外壁から距離をとることで音の漏れや振動を抑えつつ、暮らしの中に自然と溶け込むスタジオ空間を実現しました。
また、趣味の旧車を整備できる広さを備えたガレージも併設。無機質になりがちな車庫空間にも居住域とのつながりを意識した設えを施し、暮らしと趣味が無理なく共存するプランとなっています。
スキップフロアや吹き抜けによる縦のつながり、中央に配置された薪ストーブと防音室、そしてガレージという複数の「中心」をもつこの住まいは、それぞれの趣味や時間が交錯しながら、あたたかく包み込むような空間を形づくっています。
