吹田・黒いホワイトベースの家











敷地面積69㎡ 大阪府吹田市 木造3階建て
― 施主の“好き”から生まれた、スモールハウス ―
吹田の古くからある閑静な住宅地。狭小地・角地・前面道路幅4m・3階建てという都市部特有の難しい条件のもと、この住宅は一人の施主の“ひとこと”から始まりました。
「ホワイトベースを黒くしたらどうでしょうか。」
ガンダム好きの施主のアイデアをもとに、外観のCGスタディを20パターン以上試作。機能性とデザイン性を突き詰め、街並みに静かに存在感を放つ“黒いホワイトベース”を目指しました。
1階には、施主自慢のバイクがよく映えるスケルトン渡しのガレージを配置。壁や天井をあえて仕上げず、構造体をそのまま見せることで、無骨でラフな質感を楽しめる空間としています。
3層にわたる住空間は、狭さを感じさせないよう光の取り入れ方や動線に工夫を凝らし、施主のライフスタイルにフィットする機能的な構成に。都市の限られた条件の中で、“好き”をかたちにした、自由で力強い住まいが完成しました。
